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陰陽再考察

琉球キネシオロジーから再考察

2.陰陽

陰陽が生まれる前は、太極という存在がありました。

太極とは、陰でも陽でもない混沌とした、形を成さないもの、始まりであり根源でもある「無」ともいえるものをいいます。

普遍的なものでもあるため、数字の一としたり、北極星になぞらえたりもします。

この世に形という現象が生まれたときに、形や性質、位置や動きによっていろんな生き物や物質が生まれました。形作るための速度や大きさ回転を決める要素が陰と陽になり、自然界にも生物界にも性質にも位置や動きに偏りが生まれ、多種多様な存在が生まれていきました。

陽 天・上・軽・明・表・南・熱・暑・淡・薄・強…
陰 地・下・重・暗・裏・北・寒・冷・濃・濃・弱…

陰陽は、経験でメタトロン的に『 空間 』で考えてみます。そうするとまず、自他・・・天地ということです。地面(自分)があって空(他分)があるということです。

そして、それだけでなく、立体的な上下の他に、平面的な陰陽というのもあります。

それは四方八方という東西南北です。

空間という捉え方で陰陽を結び付ければ、北は(絶えず暗い)陰中の陰、南は(絶えず明るい)陽中の陽、西は(これから暗くなる)陽中の陰、東は(これから明るくなる)陰中の陽、中央は(陰陽入り交じった)ニュートラル、そういう場所や方向に対する陰陽の割り振りができます。

例外として、自然ではない我でイメージしたときに、他によって自分が陰になったり陽になったりする場合もありますが・・・

さらに、東西南北の間も細かく捉えたものが、八卦になります。

八卦は、天地という陰陽に、人の考え方=中庸という観念を付与することで、自然という大きな枠組みを詳しく認識しようとするものです。

一つの塊だったものが分離し、陰の中で特に冷たい氣が北に移動して「地」が生まれました。次いで陽の中で特に熱い氣が南へ移動して「天」を生じたのです。さらに天から分かれた陽の氣「雷」と残った陽氣は東に移動しながら「風」となって散って「火」を生じ、地から生まれた「山」と「沢」から生じた陰氣が西に移動して「水」を生じました。そして四方八方の各氣から余った氣が中央に集まって「土」=人間が生じたのです。

火水天地が東西南北にあたります。

沢山風雷が残りの方角になります。

まず(胃腸、皮膚)と(頭、背骨)

天から分かれた(神経)

天が動いて生まれた(肝臓、腸)

雷と風から生まれた(心臓、目)

地から生まれた(関節、鼻)と(口、肺)

山から湧き出た(耳、腎臓)

陰の中の一番冷たい氣が地(胃腸、皮膚)となりましたが、山や沢が地から多く生まれ、全てを押し流す柔軟性のある「水」(耳、腎臓)となりました。

その対極に天(頭、背骨)と雷(神経)と火(心臓、目)が合わさり、御しづらい「火」(頭、心)となりました。

山(関節、鼻)と沢(口、肺)のある場所に、純度が高まった「金」(鼻、肺)が集まりました。

地は水によって削られ、押し上げられて分解吸収する「土」(皮膚、胃腸)になりました。

風(肝臓、腸)が吹く場所に種が飛び、再生活性化する「木」(腸、肝臓)となりました。

天地火水雷風山択という八卦に「人生の問題」を当てはめてみます。

天・・・先祖や家系の問題

地・・・自分自身の問題

火・・・男性問題(職場や家庭、友人父息子兄弟、姑)

水・・・女性問題(職場や家庭、友人母娘姉妹、姑)

雷・・・依存、中毒の問題

風・・・性、愛情表現の問題

山・・・借金やお金の問題

沢・・・商売や仕事の問題

陰陽(天地)のバランスがある場所には必ず、五行(相生という互いに繁栄し合う流れ)が成り立つシステム(仕組み)がありますから、人体の仕組みつまり流れを、五行の中に割り当ててみます。

例えば、陰の臓器はどこか?と考えたときに、身体の部分では「腹」であって「下」にあるもの、そして「重たい」「暗い」とか「寒い」というイメージをつけやすいです。

例えば、風邪をひいたり、何か言えないことが胸の中にあると「陰嗽(いんせき)」という咳が出やすくなります。この「陰」の字を同じ陰側の「寒(水)」や「冷(風)」と置き換えても意味が通じます。つまり「寒嗽(かんせき)」「冷嗽(れいせき)」というふうにすると、これは(水)腎とか(風)肺の不調であることが連想できます。しかも「重たい」となると、そこから出てくる咳の音も大きくなりますから、そういうふうに「陰嗽」とか「寒嗽」ということをイメージすると、状態も見えてきます。

咳は氣血水でいえば氣です。何故氣なのかといえば、咳のイメージは呼吸に関係があるものだからです。一方、寒や陰というイメージを気血でいえば血に関係があります。血を停滞させたり、或いは血を寒やしたりすることが原因で、氣という呼吸の方に及ぶというイメージがしやすいからです。つまり、陰という言葉をイメージした瞬間に、他の概念もイメージしやすくなります。

腎=水は、寒気に弱いので温める。または胃を労わります。

胃=土は、湿気に弱いので換気します。または酒を控え、運動をし肝臓を労わります。

肺=金は、冷気(乾燥)に弱いので湿度を上げます。または睡眠をとって心臓を労わります。

肝=木は、風気(菌)に弱いので免疫を上げます。掃除をして、肺を労わります。

心=火は、熱気(暑気、闘技等争いを見る)に弱いので休める。または尿と汗を出し、腎臓を労わります。

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