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言霊のちから

脳の偏桃体を解放する

記憶とは、脳の神経が繋がりを強くし、覚えていることです。

記憶は必ず、五感と連携して機能します。

これを感覚記憶と言います。

五感には

・視ている感覚

・聴いている感覚

・味わっている感覚

・匂っている感覚

・触れている感覚

があり、これらとセットにして記憶することが大半を占めます。

特に無意識の記憶は、原始的な感覚である「触れている感覚」と「匂っている感覚」によって作られます。これが誤解や思い込みの原因にもなるのですが、強力な意識の味方にもなるのです。

人特有の感覚である目と耳をふさぎ、情報を遮断して行動してみてください。そこに感じたものは何ですか?暗闇の恐怖ですか?聞こえないことへの不安ですか?

例えば、指先の動きが上手くコントロールできない場合、記憶もあいまいになりやすく、口呼吸でいる場合、記憶が浅くなりやすいです。普段から指先の感覚を研ぎ澄まし、口呼吸から鼻呼吸に移行するトレーニングを行うと、「触れている感覚」と「匂っている感覚」が上達し記憶力もアップします。

また、無意識の記憶に深く関わっているのが、六感(心)という『感情』です。これが記憶のフィルターになっています。感情とは「心の持ち方」「性質」「心の奥底」。人は人間関係においてどうしても自分中心の感情で物事を考えます。その「心」が思うようにならないとき記憶もあいまいになりやすく、「意地」という感情を生み出して被害者意識になり、恨みや妬みやっかみが生まれます。

「心」が思うようにならないのは、慢性的なストレスに原因があります。行動するために必要なエネルギーや集中力を一気に作り出すには、ストレスは便利だったりするのですが、ストレスがいつまでも続くと、その影響は脳の大きさや構造、機能から遺伝子レベルにまで及びます。それによって脳=記憶そのものが変わってきてしまいます。

ストレスにさらされたとき、コルチゾールが副腎から分泌され、これが血液中のブドウ糖を増やして血糖値を高め、瞬発的な力の発揮に必要なアドレナリン産生を一気に促します。非常事態に対し交感神経を高めて対処するわけです。そうなると、脈拍は高くなり血圧も上昇します。精神的にも高ぶった状態になって、火事場的な瞬発力のある身体の使い方ができる準備をします。

長期間ストレスにさらされると、からだ中にコルチゾールはあふれ、脳内は混乱します。(それが原因でふくらはぎが硬くなります。⇔3F 固まる、逃げる、闘う)

コルチゾールは

①偏桃体の神経結合を活性化し、「恐れ」を増幅します。

②海馬の神経伝達を抑制し、「学習や記憶」「副腎抑制」を低下させます。

③ニューロンのシナプス結合を減少させ、使わない「脳神経」を削除させます。

④脳の血流を抑制し、「前頭前野」を萎縮させます。

つまり、感情が囚われると(ストレスに長くさらされると)、何事にも恐れを抱くようになり、神経細胞が減る、脳の血流が低下し、①「日常的な不安感」②「記憶力の低下」③「ストレスに弱くなる」④「集中力の低下」が起こるということです。

海馬の機能低下で、コルチゾールコントロールができなくなるので、ストレスに対する抵抗力が低下し記憶も低下します。つまり、記憶には落ち着く事、リラックスが必要になるということです。スマホに熱中したり、目の前の物事や人に関心を寄せなかったり、怠けて深く考えないようにすることで「人生に必要な記憶」は曖昧になり、浅くなるので、感情に囚われている自分自身によって「やる氣」や「集中力」を奪っていきます。

そして記憶は、感覚と繋がっていますから、外に無意識に現れます。

目つきとなって表れ、態度となって表れ、姿勢となって表れます。それは、力強さとも言えます。「心」が思うようにならない状態、つまり感情、感覚、思考が麻痺していると、力強さがなくなって目つきが悪くなり、態度に落ち着きがなくなり、姿勢も乱れていきます。

まずは、「今の自分」に気づくことです。

意識の記憶は、文明的な感覚である「視ている感覚」と「聴いている感覚」によって作られます。

実際に自分の目つきや態度、姿勢に気付けば、意識にフィードバックできます。フィードバックとは変化を伝えることです。周りの物事や人に対する認識を変えるのは、深呼吸を行う運動や瞑想といった行動です。気づいた変化を意識に伝えるために、自分のからだとこころに「言葉(会話)」を投げかけることです。それが「言葉のイメージ」です。

こころが軽くなるものそれは、「楽しい」「喜び」「誇らしい」ですか?

こころが重くなるものそれは、「恥」「恐怖」「不安」ですか?

重いものを受け入れること。

感情に囚われているときは、受け入れることが出なくなっています。

受け入れるとは、良い悪いではなく

逃げないこと。

無視しないこと。

抵抗しないこと。

身をゆだねること。

認めて感じること。

受け入れると、どうすべきかからだやこころが変わっていきます。

これが、背伸びをせず、自分の身の丈を知り、過去を振り返り、自分を肯定し、新しく自然の法則を学び、毎日の生活のなかで、魂の経験値を積み上げていくことに繋がっていきます。こころとからだを直接感じるという感覚「直感」で生きるということが解放へと繋がっていき、手放すことができるようになります。

古いものを手放せば、新しいものが受け入れられるのです。

そして人生のすべては、自分をどう表現するかです。

感情は「魂」の言語です。
言葉は「心」の言語です。

行動は「体」の言語です。

この「感情」、「言葉」、「行動」の3つを使って人生をどう表現するかです。

この3つがアンバランスになることで不調を生みます。

「感情」、「言葉」、「行動」を生涯を通じて成長させる、それが人生の目的です。

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