自分の過去と他人は変えられません。
これは自分自身との約束、人間関係の大原則。
好きになって欲しければまず自分から相手を好きになり、好きになって欲しい明るい自分になっているはずです。
そうでないとき、相手との間に問題があるとき、どこか嫌われるような自分になっているかも知れないし、相手よりも真剣さの度合いが違うのかも知れません。
鏡の前の自分は怒っているかも知れないし、気難しい顔をしているかもしれません。
自分の思いを他人のせいにする「投影」を通じて相手をどう感じているのか。
(その人が誰かに似ていて)とっつきにくそう、面倒くさそう、気が合わなそう、優しそう、面白そう、悔しそう、怒りっぽそう…突き詰めていくと、自分の先入観や劣等感が気まずい人間関係を引き起こしているのではないでしょうか。
他人の行動に口を出したり、悪口や陰口を言って暮らすのは、自分と合わない、自分の考えと違うと否定するからです。
相手を拒めば、その場には穏やかさはありません。
拒否は場に緊張を生みます。緊張にこだわれば、それが雰囲気になり、言葉遣いや仕草になり、口癖になり、その暮らし方が自分の行動となって、人を通して目の前に現れ、自分に跳ね返ってきます。自分のアクションで相手がリアクションするのです。
そんな環境で育つ子供は、心は落ち着かず、よく眠らない。また今親がしていることをよく見ていて真似ようとし、親が思っていることさえ身代わりに実演するのです。
子であろうと親であろうと他人であろうとも、理解しようとするから理解され、嫌えば嫌われる。
人は鏡。