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からだを整える振動

パワープレート

重力は私たちを地球に押しつける力場です。

宇宙飛行士たちは、地球外の研究や観察の活動のために、私たちが感じている重力(1G)の5~6倍の重力負荷を感じながら地球の重力から脱出しなければ、宇宙ステーションまで辿りつけません。

密度の高い惑星という場から逃れると無重力によって体を支えることから解放されますが、地上に帰還した宇宙飛行士は、自力で立ち上がれないほどに弱っていることが知られています。筋肉や骨が減少し、まるで急速に老化が進んだようになります。

体内の60%は水分です。私たちは水でできています。水がなくなると「からだ」の機能が損なわれます。体液という水をポンプ機能で循環させるために心肺機能があり、それら内臓を支えるための筋肉や骨格があります。宇宙活動の研究の結果、地上では当たり前の存在である「重力」が循環という重要な役割を果たしていることが判明しました。筋力を保つためにも、骨の密度を保つためにも、重力加速度を受けていることが必要で、その刺激を失った筋肉や骨は急速に弱ってしまうとのことです。

時は遡り、米ソ宇宙開発競争の最中、奇抜な発明家ジョン H・ケロッグにより最初の振動器具が発明されました。それから数十年後、宇宙開発においてソ連が振動トレーニングを採用し帰還後の宇宙飛行士の社会復帰リハビリ運動に利用されました。その後、パワープレートの開発者、オランダのオリンピックトレーナー、グース・ファン・デル・メールは、宇宙飛行士のトレーニングプログラムに着目し、これをトップアスリートのトレーニングに応用しました。これが、パワープレートのはじまりです。これでパワープレートのテクノロジーの起源は、宇宙飛行士の身体に起こる変化の研究にはじまったことがご理解できるでしょうか。

パワープレートの振動はブルブルするだけの振動マシンとは異なります。特殊なモーター振動から生み出される三次元立体振動であらゆる方向から全身の細部に負荷をかけ、短時間で効率的なエクササイズをすることが可能です。自然なバランスが崩れるため、身体は元の状態に戻そうとして多数の筋肉が刺激されます。

短時間で効果が出るメカニズムは、振動によって引き起こされる反射です。

振動で生まれる反射を緊張性振動反射(TVR:tonic vibration reflex)といいます。これは、ある一定の振動を筋肉や腱に向かって加えると、振動で刺激された筋肉が反射的に収縮する生体反応です。またそれだけでなく、その反対側にある筋肉の活動は抑制されます。さらに、この緊張性振動振動で刺激している筋のH反射が低下します。 H反射とは電気刺激を使って調べる反射で、感覚神経を刺激して脊髄でシナプスを介して運動神経を刺激し、筋に到達した刺激を導出するものです。つまり、この刺激の大きい小さいで脊髄の興奮性(興奮しやすさ)がわかるものです。

簡単にいうと、からだに振動を与えると、勝手に収縮や弛緩を繰り返し、リラックスした状態になるという面白い反射が起こるのです。

この反射を利用し、プレートの上で1回30秒を1セットでエクササイズすることで、短時間で効果を得ることが出来ます。

全身振動によりカラダに負担をあまりかけず、全身の筋肉を刺激することができ、年齢とともに衰える筋力やバランス力の低下を防ぐのに役立ちます。また、萎縮したり緊張したりした筋肉をリラックスさせることも可能です。

時間短縮エクササイズ

「こころ」が乱れているとき、その対になっているものそれは「からだ」です。こころの整理が上手くできないときは、からだを動かすことで、「こころ」が整ったりします。

具体的にからだを動かしてみることが「今」を感じるきっかけになります。

私たちは生活の中で知らず知らず緊張が生まれ、それをほぐすことを忘れています。パワープレートを使えば全身の緊張をほぐすのに10分あれば十分です。運動前の準備としてストレッチすることで運動のパフォーマンスが上がり有効な運動になります。また運動後のストレッチをすることで日常生活への支障も低下します。

 

また、運動不足の解消・休日前のリフレッシュ・柔軟可動域の改善に効果を発揮します。

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