自然治癒力に必要な能力は
- 「消化吸収」
- 「解毒」
- 「免疫」
- 「再生」
- 「行動」
でした。
取り込んだもの(食材・水・空気・情報)を分解して自分のカラダに合うように組み立て直す「消化吸収」、取り込んだものに潜んでいた毒はカラダに馴染まず溜まるのでカラダの外に出す「解毒」、侵入してきた異物を排除する「免疫」、不足している組織を置き換え新しくする「再生」、カラダを動かし移動し目的を達成する「行動」です。
これらが上手く機能するには、必要な栄養を届け不要な毒を引き受けてくれる体液(血、リンパ、脳脊髄液)の循環を良くする必要があります。そのために、体温を上げ、水分を摂り、筋肉や関節を動かすという運動をすることです。そして汗やうんちやおしっこが良い状態でだせるようになること、よくないものを入れない、必要以上の食事をしないこと、消化する内臓(口からお尻まで)をいたわり、動かしたあるいは動かしていない筋肉をいたわり、ケアをしてしっかり休ませてあげることです。 治る過程には、血が集まって腫れて治るというメカニズムがあります。血が集まることで、菌を排除し、栄養と老廃物が循環し、代謝が活発化して細胞が分裂交代して修復します。
ですから、血流を阻害する冷えや緊張、炎症を避け、からだを温めて、筋肉をほぐし、血流を上げる必要があります。血管が緩んだ状態で血流が増えると、必然的に体温も上がります。上がった体温は、汗で水分が出ていくことで体温調節しますから、水分補給をする必要もあります。
カラダを癒し治すのに、体温と水分は不可欠です。
この中で一番手っ取り早くできること、それは「体温を上げる」ことです。
体温が上がれば、
- 消化酵素が活性化して栄養吸収がすすむ
- 白血球が活発に活動して風邪や病気の予防回復になる
- 血流が改善して筋肉の柔軟性が向上する
- 腸内細菌の育成を促して便秘や下痢を防ぐ
- 細胞の活動力が高まって血糖値が改善する
- 細胞内のミトコンドリアが増加してエネルギー生産量が上がる
体温が下がる原因は
- 筋肉の緊張 同じ姿勢で過ごす アフターケアなしで就寝
- 体温を下げる陰性の食べ物の摂り過ぎ
- 毎晩アルコールを飲む
- 夜更かしや昼夜の逆転
- シャワーで済ます(カラダを温めない ほぐさない)
などがあります。これらを改善していくと体温が下がりにくくなります。
体温を1℃上げることでほとんどの不調が改善します。 もちろん解毒や消化、免疫、行動など不足しているあるいは苦手とするものを高めていく必要があります。
