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失敗したら「おめでとう」

注意されたら「ありがとう」

自然とは人の手を加えないありのままの状態や成り行きを、イメージする人がほとんどだと思います。しかし今の環境は、低温で氷床が発達する時期「氷期」と温暖な時期「間氷期」の狭間にあります。これまでその変動は50回ほど繰り返されているそうで、現在は間氷期にあたるそうです。

暴風、気候サイクル、環境の変化、氷河融解、地質の変動、野火、そして変動する個体群数。それらに対抗し、進化し、移動し、新たな生物群集を形成し生態系に影響し続ける生命。

その他にも大粒の雹、浸食による堆積物、流れを変える河川、ドングリの豊作やセミの大量発生のような突発的な出来事も生態系に影響を与えます。また大気と海洋の変化を受けたフェーン現象やエルニーニョ現象など、人の手が加わらない自然の変動は無数に存在します。生態系はこうした要因にさらされながら姿を変えていき、安定することはないのです。ですから、自然を元に戻そうとか、手つかずの自然に触れるというのは幻想なのです。

自然とは常に変化し続けるもの。

当然のことながら気温が変わると、植物や動物など生物たちは生態を変化させます。特に人間はライフスタイルをその時間軸ごとに変えていきます。その速度はそれぞれに異なりますし、時には「間違った」方向へ変化することもあるのです。

では、間違えばすべてが終わるのでしょうか?間違いの「間」とは何でしょう?この「間(ま)」とはリズム、タイミングのことです。その時のタイミングがその時ではなかっただけです。共同作業の場合、タイミングを合わせる必要がありますが、そのリズムは人それぞれです。タイミングの内容に、失敗や誤りはありません。気づいたときに、いつからでも何度でもやり直して、自分のやりたいように変えていけます。

その結果、現在という環境は時代を超えて、元の同じ生態系に戻ることなく、時代ごとに生態系のあり方を変えていくのです。自然は元に戻らないし、手つかずになりはしないのです。人がいなくても未開であっても、空気は同じ時代のものです。人の手が関わっていようが、人の手が関わっていまいが自然とは「あるがまま」のものです。

もう一度言いますが、変わり続けるものそれが自然です。

自然と同じように価値観も時代の中でどんどん変化していきます。私たちの子孫、子供たちにもっともっと輝いて欲しい。そのためにまずは大人の私たちが変わらなければ、子供たちは今のままです。大人が輝いていれば、子供たちも輝いてきます。子供を見れば親が見えてきます。

まずは自分が変わること。そして変わる人を応援すること。応援すれば元氣になれます。元氣は信じる心と幸せな気持ちを作り出します。

失敗しても間違っても、それは変化の第一歩です。

失敗しないように注意するよりも、失敗したらどうやり直すかが大事だと思うのです。なぜ大人の成長が遅いのかは失敗しないように枠を作るからです。失敗したときもう駄目だと思ったときに自分の物語が始まるのです。

かのアインシュタインも言っています。

「間違えない人は、何も新しいことをしていない人だ」と。

変化するためには新しいことをして、より良くするために失敗する必要があります。失敗しなければ、変わるための工夫が生まれないのです。

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